気ままに誤読録

著者の意図とは違うかもしれないけど、自分なりの気づきを「誤読」として紹介していく、そんな読書ブログです。

ニュースの”なぜ?”は世界史に学べ2(茂木誠)

前回のPart1に続く、Part2でございます。

でもって、章立ては以下の3本立て

1.閉じこもる斜陽の超大国アメリ

2.イギリスのEU離脱と、ヨーロッパの暗い未来

3.朝鮮半島クライシスと中国、そして日本

そして、トランプおじさん登場後の話でございます。

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今回は、個人的にはアメリカのことをようやく理解できたことが大きかったです。

恥ずかしながら、アメリカの超基本、共和党民主党の基本思想、その成り立ち、そして基本思想と矛盾するあれこれなど、ようやく理解しました。

これでアメリカのニュースもこれから理解できるようになるはず(笑)

でも面白いなと思ったのは、トランプの娘、イヴァンカの旦那さんがユダヤ教徒で、ユダヤ教徒ユダヤ教徒としか結婚できないから、イヴァンカもユダヤ教に改宗し、トランプにとって娘夫婦がシオニスト夫婦になったので、歴代の共和党政権よりイスラエル寄りになっているとか。

政党の基本思想をベースとしつつも、大統領の極めて個人的な事情も加わり、世界は動いていくんだなと。世界はやっぱり複雑ですね。

この本もPart1同様、非常にわかりやすかったので、私のほうに「世界のニュース、全然背景がわからん」という人にはオススメです。