気ままに誤読録

著者の意図とは違うかもしれないけど、自分なりの気づきを「誤読」として紹介していく、そんな読書ブログです。

2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

【ゆるす力】(植西聰)

怒りという感情を手放しましょう。 なぜならそうしないとあなた自身の人生が不幸になるから。 だからあなたの人生を幸せなものにするために、怒りを手放しましょう、という本です。 怒りといってもいろいろレベルがあって、たとえば信じられない裏切りとかで…

【弘兼流 50歳からの定年準備】(弘兼憲史)

この一言が、すごく印象に残っている本です。 「そこを潔く降りて、自分だけのステージを持つ」 50歳にもなったら、勝ち負けにこだわらない生き方を考えたほうがいい。 出世は必ずしも仕事の能力を反映するものではありません。 人間関係や偶然も大きく作用…

(続)【わいたこら。】(新庄剛志)

ご好評につき!?、新庄剛志、続編です。 前回は、才能心理学のメカニズムに照らし合わせて、新庄の成し遂げた偉業を説明しました。 一方でですね、読まれた方の中にはふと疑問に思った人もいるんじゃないかと思うんです。 「ほんまにそれだけであれだけの成…

【人は死なない】(矢作直樹)

いつもとは違う、スピリチュアリティ系の本です。でも、ふわっふわしたスピスピ系な本ではありません。 サブタイトルの「ある臨床医による摂理と霊性をめぐる思索」というちょっとカタい表現からも想像がつくかもしれませんが、お医者さんである著者が、 ま…

【わいたこら。】(新庄剛志)

20億円だまし取られたということでしくじり先生に出演した彼を見てからいろいろ気になっていましたが、すごく示唆に富む、自分の中でいろいろ繋がってくる話が満載な本でした。 まずはやはり才能心理学の視点から。 彼のコア・コンセプト(心を突き動かすエ…

【45歳の教科書】(藤原和博)

ご存知、「情報編集力」「100万分の1人材」の藤原和博さんの新刊です。あすか会議の動画を拝聴するに、今までになかった「信用」についていろいろ語っているのが気になったので読んでみました。 今回新しい視点である、その「信用」について。 本書では「信…

出口治明が説く「これからの時代を生き抜く力」

グロービス2018あすか会議の動画後日配信について、田坂広志さんの導かれる話の次に、出口さんのこの話をヘビロテで聞いていたのですが、文字起こしされてさらに分かりやすくなりました。 こんな素晴らしいコンテンツを無料で見られるなんて、ほんとすごい時…

【映画】ボヘミアン・ラプソディ

フレディが亡くなったのは確か自分が高1のとき。実はそのとき初めてQueenの存在を知り、フレディの追悼コンサートで当時好きだったEXTREMEが出演していたからそれで初めて曲を知り、そのあと随分経ってYoutubeでQueenをちょいちょい観るようになり、「あー…

【あなたのキャリアをお金に変える! 「顧問」という新しい働き方】(齋藤 利勝)

普段からサラリーマンのライフシフト手段をいろいろ探っているのですが、「ほー、顧問ですか」と思って手に取った1冊。 この本で書かれている顧問業とは、旧来型のイメージである「役員経験のエラいおじさんが顔役として関連企業に再就職」みたいなものでは…

【50歳すぎたら「まあ、いいか」「それがどうした」「人それぞれ」でいこう】(弘兼憲史)

島耕作世代・バブル世代向けなので、ちょっとそれは呑気なんとちゃいますか?と思う部分もあれど、脱力メンタリティについては100年人生を生きるうえで参考になります。 で、中でもやっぱ大事だなと個人的に思うのは、他でもよく言われますけど、やはり「人…

【定年まで待つな! 一生稼げる逆転のキャリア戦略】(成毛 眞 )

40代以降の定年前サラリーマン向けに、100年人生に向けた対策について、成毛さんの視点で薄く広く書かれた本です。 いろいろ書かれていますが、個人的に一番気になったのは 「後継者不足により廃業になりそうな地方の企業に飛び込む」 という手段。 後継者が…

【エッセンシャル思考】(グレッグ・マキューン)

遅ればせながら読みました。 如何に余計なものを削るか、そのために如何に相手に「上手に」NOを伝えるか、ほんま大事になってくると改めて感じました。 そうじゃないと他人が決める人生を生きてしまい、死ぬときめっちゃ後悔すると思うので。。。 「全部手に…

【逃げられない世代―日本型「先送り」システムの限界―】(宇佐美典也)

今の日本の超重要2大課題、社会保障課題と安全保障課題を理解するための良書だと思います。 処方箋についてビシっと言い切るというより、丁寧にわかりやすくファクトを積み重ねて、「いまこういう課題があります」という、読者に対して課題認識を持ってもら…