気ままに誤読録

著者の意図とは違うかもしれないけど、自分なりの気づきを「誤読」として紹介していく、そんな読書ブログです。

【ゆるす力】(植西聰)

怒りという感情を手放しましょう。

なぜならそうしないとあなた自身の人生が不幸になるから。

だからあなたの人生を幸せなものにするために、怒りを手放しましょう、という本です。

 

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怒りといってもいろいろレベルがあって、たとえば信じられない裏切りとかで壮絶な怒りを抱いているという人もあれば、なんか知らないけどいつもプリプリ怒っているという人もいて、この本はどちらかというと後者の人向けの本ですね。

 

この本で書かれているように、同じような事象に対峙した場合でも、平然と過ごしている人もいればいつもプンスカ怒っている人もいる。

 

怒りは二次感情と言われるように、怒っている人は「怒る」という感情を自ら選択している人。

 

選択しているのだから、手放すことも可能です。

 

じゃあどうすれば手放せるの?という手段がこれでもかというくらいいろいろ書かれています。

 

その中でも個人的に興味を持ったのは、腹が立ったときに「むかつくーーー!」ではなく、「あー、俺は今すげーむかついてるんだな」と思うこと。

 

こうするだけで不思議とスーっと怒りは引いていくとのことです。

 

で、これって田坂広志さんも同じこと仰っていましたね。自分の中のエゴは決して消えないので、その小さなエゴが現れたときに、それをただ静かに見つめる。全ては導かれる、第三の覚悟の中の話です。

 

そうすると、結果として「小さな箱の本」でいうところの「箱の外に出る」ことにもつながります。

 

いいことずくめだな。やってみよう😎

 

ということでこの本、最近なんかプンスカしてるな~~、という方にオススメです🙆‍♂️