気ままに誤読録

著者の意図とは違うかもしれないけど、自分なりの気づきを「誤読」として紹介していく、そんな読書ブログです。

ライフシフト・人生100年

「夢をかなえるゾウ1」を読んでみた

みなさんは「夢をかなえるゾウ」シリーズ、読んだことありますか? かなり有名な自己啓発本なので読んだことがある方も多いのではないかと思いますが、最近「第4弾」がでましたね。要約サービスでさわりだけ確認したのですが、非常に興味がそそられる内容で…

withコロナ時代と「7つの習慣」

主催しているミニ勉強会の「ゆる~く学ぼう」の先週のテーマは「7つの習慣」だったのですが、その個人的な振り返りメモです。 最近はやはり「withコロナの世界」が気になりまくりで、News Picksも久しぶりに有料会員になるなどいろいろと情報収集をしている…

共感資本社会を生きる(新井 和宏、高橋 博之)を読んで、共感しかないと感じた話

来週参加予定のオンラインイベントの課題図書を読んでみました。 もうなんというかですね、タイトルそのまんまですけど、個人的には共感しかないです。 もちろんGDPというモノサシを否定するわけではないです。ファクトフルネスにも書かれていたように、この…

荒木マスター・トークライブ「倒産は知恵と教訓の宝庫だ」からの誤読② 「鈴木商店の事例から敢えて目を背けてことに目を向ける」

はい、「世界『倒産』図鑑」トークライブからの極私的誤読、第2弾でございます。今回は「鈴木商店」がテーマです。 私が初めて鈴木商店を知ったのは確か小学校の社会の教科書。私は神戸市内の小学校に通っていたので、「私たちの神戸市」という授業で出てき…

荒木マスター・トークライブ「倒産は知恵と教訓の宝庫だ」からの誤読① 「ポラロイドの事例から人生100年のキャリアを考える」

荒木マスター・トークライブ「倒産は知恵と教訓の宝庫だ」の感想① 「ポラロイドの事例から人生100年のキャリアを考える」 先週金曜日に行われた荒木マスターの「世界『倒産』図鑑」トークライブに行ってきました(・∀・) 約1年ちょい前ですかね、「ビジネス…

今年の音声メディアベスト3

去年と今年の大きな違いとしては、音声メディアからのインプットが各段に増えたことでした。ということで、今年自分にとって特に学びの大きかった番組ベスト3の紹介です。 【1位】荒木博之のBookCafehttps://voicy.jp/channel/794 これはもう説明不要ですね…

(続)小休止のすすめ(ヒロミ・藤田晋)と「直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN」むっちゃつながった話

前回は「小休止のすすめ」を「ザ・メンタルモデル」に照らし合わせていろいろ考えてみました。 今回はもっといろんなことを書こうと思ったのですが、また1つ気づいてしまいました。「直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN」ともかなり通じる部分があるこ…

小休止のすすめ(ヒロミ・藤田晋)と「ザ・メンタルモデル」がむっちゃつながった話

以前、本は読んでいませんでしたが、ヒロミさんが本書を刊行された際のWEB記事を読み、ヒロミさんを「マイ・インターン」に出てくるロバート・デ・ニーロ扮する「ベン」に重ね合わせて、こんなブログ記事を書きました。 そして今回、改めて本書を読みました…

【衰退産業でも稼げます】(藻谷ゆかり)

衰退産業と言われている商店・旅館・農業・伝統産業の復活ではなく、再生⇒発展事例がいろいろ紹介されている本です。 著者はHBS出身で、外資系2社に勤務したあとインド紅茶の輸入・ネット通販で起業され、その事業を約20年継続し、今は大学教授や地方活性化…

戦略と情熱で仕事を作る ~自分の強みを見つけて自由に生きる技術~ (松永直樹)

これからはライフシフト講座リニューアルに向けて、このブログもライフシフト的なトピック多めでご紹介していきたいと思います。 この本はいわゆる「好きなことを仕事にする」という「ライフシフトど真ん中な生き方」をされている方の本ですね。 ちなみにこ…

レイヤー化する世界(佐々木俊尚)を読んで、なるほどーーーーぉっ、と思った話

いかに教養と言えるものを自分の中で増やしていけるか、ということも最近の自分のテーマであったりするのですが、これもそれを助けてくれるとてもありがたい一冊でした。 中世の帝国時代から現代への流れをすごくわかりやすくまとめてくれている、佐々木俊尚…

シェアライフ(石山アンジュ)を読んで人生100年時代に漠然とした希望が持てた話

この本からは、なんといいますか、漠然とした将来の希望のようなものを強く感じました。 多少ネタバレになりますけど、天気の子のエピソードから思うところがありまして。 天気の子の解説で一番共感したのが、「システム論」に関わる話。誰かに負担を強いる…

(前編)NEW ELITE(ピョートル・フェリクス・グジバチ)を読んで著者の激動の過去に思いを馳せた話

いわゆる” Google流”の様々な本を出されているピョートルさん。 この本が私にとっての初めてのピョートル本でしたが、「はじめに」の部分だけでいろいろ感じるところがあったので、まずは前編として「はじめに」の部分について書いて、本論については後編で…

英雄の書(黒川伊保子)を読んでこれから失敗したらニヤついてやろうと思った話

友人から薦められて手に取った、 「男性脳・女性脳」で有名な脳科学者であり、1980年代前半からAIの研究をされてきた黒川伊保子さんの著書でございます。 この本の趣旨を「はじめに」から抜粋しますと 人間の仕事は、人とは違うことに気づき、それを好奇心で…

武器になる哲学(山口周)

最近では「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?」などで有名なコンサルタント、山口周さんによる哲学本です。 哲学について私はほとんど無知といってもよい状態でしたので、この本を手に取りましたが、非常にありがたい本でした。 といいますのが…

「母さん、ごめん。 50代独身男の介護奮闘記」を読んでなんともいえない辛さを感じた話

前回は介護における自立支援とは「依存先を増やすこと」であり、その真逆は「子が親の介護を全て抱え込むこと」という話を書きました。 で、今回のこの本は、後者の「子が親の介護を全て抱え込むこと」を近い状況に陥ったらどんなことになるのか、そのタイト…

「ビジネスパーソンが介護離職をしてはいけないこれだけの理由」を読んで自立の意味を考える

「読まなければ!!」とずっと思いながらも積読だったこの本、GWに実家に帰って両親とそこそこ多くの時間を共有できたこともあり、読んでみました。 まずトータルの感想でいうと、非常にありがたい本でした。20年以上介護に取り組まれている酒井さんの実体験…

直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN(佐宗 邦威)を読んで首がもげるほど頷いた話

荒木マスターのVoicyでも取り上げられてたこちらの本、読んでみました。 もともとはタイトルのとおり、左脳ゴリゴリな私にとって「直観と論理をつなぐ思考法」に興味があり読み始めたのですが、意外な展開が待ってました。 当然その手法も勉強になりましたが…

【働き方1.9(ヒロシ)④】ヒロシさんによる「4分の1歩」のススメ

ヒロシさんの「働き方1.9」シリーズ、4回目の今回でラストです。 前回は、「好きなことって、そもそもどういうものよ?」という点について、この本に書かれていることをもとにいろいろ書いてみました。 今日はいわゆる行動に向けた「一歩の踏み出し方」「行…

【働き方1.9(ヒロシ)③】ヒロシさんの言う、本当の意味での「好きなこと」

前回、前々回に続き、ヒロシさんの「働き方1.9」です。 前回は、「好きなことをして生きる」の「好きなこと」って何?という点について、才能心理学的観点でヒロシさんの「心を突き動かす感情」を考察してみました。 今日はですね、「好きなことって、そもそ…

【働き方1.9(ヒロシ)②】ヒロシさんの「才能の源泉」

昨日に続き、ヒロシさんの「働き方1.9」です。 今日は才能心理学観点から、ヒロシさんの才能の源泉となる「心を突き動かす感情」はどのへんにありそうかについて考えてみたいと思います。 とはいうもののそこまで情報量はないので、「なんとなくの仮説」とい…

【働き方1.9(ヒロシ)①】人生100年時代の王道を突き進むヒロシ流ライフシフト

ここ最近で一番読みたかった本でございます。 何かの記事でヒロシさんがYoutuberになってるというのを見て、実際に「ヒロシちゃんねる」を見てみると、「おー、こういう感じなんですね~」という驚きがありました。私もYoutuber界隈にはあまり詳しくはないの…

【組織にいながら、自由に働く】(仲山進也)

これはちょっと前、確か12月くらいに読んだ本なんですけど、組織の外に出た自分にとっても、非常に参考になりました。自由過ぎる会社員である仲山進也さんの著書です。 組織にいながら自由に働くステップを「加・減・乗・除」の4ステップで説明されていて、…

【働けるうちは働きたい人のためのキャリアの教科書】(木村勝)

「とりあえず定年まで働いとくか」とボーっと考えていてチコちゃんに怒られそうな中高年サラリーマン向けの手堅い一冊。 著者は人事のスペシャリストであり、これからの社会状況や再雇用制度周辺の話とか実に丁寧にわかりやすく書いてあるので、各社ともシニ…

【弘兼流 50歳からの定年準備】(弘兼憲史)

この一言が、すごく印象に残っている本です。 「そこを潔く降りて、自分だけのステージを持つ」 50歳にもなったら、勝ち負けにこだわらない生き方を考えたほうがいい。 出世は必ずしも仕事の能力を反映するものではありません。 人間関係や偶然も大きく作用…

【45歳の教科書】(藤原和博)

ご存知、「情報編集力」「100万分の1人材」の藤原和博さんの新刊です。あすか会議の動画を拝聴するに、今までになかった「信用」についていろいろ語っているのが気になったので読んでみました。 今回新しい視点である、その「信用」について。 本書では「信…

出口治明が説く「これからの時代を生き抜く力」

グロービス2018あすか会議の動画後日配信について、田坂広志さんの導かれる話の次に、出口さんのこの話をヘビロテで聞いていたのですが、文字起こしされてさらに分かりやすくなりました。 こんな素晴らしいコンテンツを無料で見られるなんて、ほんとすごい時…

【あなたのキャリアをお金に変える! 「顧問」という新しい働き方】(齋藤 利勝)

普段からサラリーマンのライフシフト手段をいろいろ探っているのですが、「ほー、顧問ですか」と思って手に取った1冊。 この本で書かれている顧問業とは、旧来型のイメージである「役員経験のエラいおじさんが顔役として関連企業に再就職」みたいなものでは…

【50歳すぎたら「まあ、いいか」「それがどうした」「人それぞれ」でいこう】(弘兼憲史)

島耕作世代・バブル世代向けなので、ちょっとそれは呑気なんとちゃいますか?と思う部分もあれど、脱力メンタリティについては100年人生を生きるうえで参考になります。 で、中でもやっぱ大事だなと個人的に思うのは、他でもよく言われますけど、やはり「人…

【定年まで待つな! 一生稼げる逆転のキャリア戦略】(成毛 眞 )

40代以降の定年前サラリーマン向けに、100年人生に向けた対策について、成毛さんの視点で薄く広く書かれた本です。 いろいろ書かれていますが、個人的に一番気になったのは 「後継者不足により廃業になりそうな地方の企業に飛び込む」 という手段。 後継者が…