【定年まで待つな! 一生稼げる逆転のキャリア戦略】(成毛 眞 )
40代以降の定年前サラリーマン向けに、100年人生に向けた対策について、成毛さんの視点で薄く広く書かれた本です。
いろいろ書かれていますが、個人的に一番気になったのは
「後継者不足により廃業になりそうな地方の企業に飛び込む」
という手段。
後継者がいなくて黒字倒産する会社も結構あるらしく、黒字ということはビジネスがしっかり回っているということなので、このバトンタッチがうまく回れば社会に価値を産み続けるという意味でも人材をより活かすという意味でもイイなぁと。
で、そこに飛び込むために最低限必要な知識は「会計のみ」と成毛さんと言ってます。
で、MBAはマジ意味ねぇからやめとけ、とも言っています(笑)
ただねぇ、、、、鶴巻温泉の陣屋の再生サクセスストーリーとかあるから、MBAとか関係ない元サラリーマンでもがんばればなんとかなるという話もなくはないですが、やっぱり結構大変だと思うんですよね。
自分がそのような立場になったと仮定してみると、サラリーマンとして培ってきた現場力と会計知識だけだと何とも心もとない。
曲がりなりにもMBAを学んだ身としては、「経営するうえで、会計以外に何を気にしなきゃいけないか」を知っているか、知っていないかというのは、すごくデカイ要素だと思うんですよね。心の安定にもすごく影響しそうです。
まあフルフル学ぶ必要はなく、最低限、基礎科目+パワーと影響力くらいでいいかもしれないですけど。欲を言えばアドラーコミュニケーションも欲しいですけど(笑)
というわけで、もしMBA卒業後にモヤっている方がいらっしゃいましたら、この辺に目を向けてみるのもアリじゃないでしょうか??