気ままに誤読録

著者の意図とは違うかもしれないけど、自分なりの気づきを「誤読」として紹介していく、そんな読書ブログです。

教養

動画2.0(明石ガクト)を読んで、動画にますます興味を持った話

最近猛烈に動画に興味が出てきまして。 Youtubeを観る時間がかなり増えてきましたので、遅ればせながら積読していたこの本を読みました。 いやーいろいろ勉強になりました。動画と映像の違いとか。Youtubeの動画ってだからあのような構成になってるんですね…

荒木マスター・トークライブ「倒産は知恵と教訓の宝庫だ」からの誤読② 「鈴木商店の事例から敢えて目を背けてことに目を向ける」

はい、「世界『倒産』図鑑」トークライブからの極私的誤読、第2弾でございます。今回は「鈴木商店」がテーマです。 私が初めて鈴木商店を知ったのは確か小学校の社会の教科書。私は神戸市内の小学校に通っていたので、「私たちの神戸市」という授業で出てき…

荒木マスター・トークライブ「倒産は知恵と教訓の宝庫だ」からの誤読① 「ポラロイドの事例から人生100年のキャリアを考える」

荒木マスター・トークライブ「倒産は知恵と教訓の宝庫だ」の感想① 「ポラロイドの事例から人生100年のキャリアを考える」 先週金曜日に行われた荒木マスターの「世界『倒産』図鑑」トークライブに行ってきました(・∀・) 約1年ちょい前ですかね、「ビジネス…

FACTFULNESS(ハンス・ロスリング)を読んで、「10の思い込み」を義務教育に加えたいと思った話

以前話題になった山口周さんの「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?」を読まれた方も多いのではないかと思います。 あの本は超ざっくり言うと 「物事を判断するにあたってはロジカルだけでは限界があるので、「美意識(価値観)」を判断軸に加え…

今年の音声メディアベスト3

去年と今年の大きな違いとしては、音声メディアからのインプットが各段に増えたことでした。ということで、今年自分にとって特に学びの大きかった番組ベスト3の紹介です。 【1位】荒木博之のBookCafehttps://voicy.jp/channel/794 これはもう説明不要ですね…

女子の人間関係(水島広子)

いやー、勉強になりました(^^;) いわゆる「女の敵は女」という文脈で出てくる女性どうしのコミュニケーションに出てくる嫌な部分を著者は「女」と表現し、それがなぜ起こるのか、その文脈で攻撃をしかけられたときどう返すのか、ということがいろんなパター…

【世界「倒産」図鑑 波乱万丈25社でわかる失敗の理由】(荒木博之)を読む前に何か書いてみる

今日届いたばかりなのでまだ読んでませんよ。読んでませんけど、昨日の「大賀康史のbook cafe」でのこの本の紹介でいろいろ考えさせられるところがあったので、それについての感想でございます。 ちなみに私はKindle派なんですけど、これはご本人からサイン…

(続)Think clearly(ロルフ・ドベリ)③ ~能力の輪~

引き続きこの本について、私が意識したいなと思ったことを紹介したいと思います。 今日は3つ目のトピック、「能力の輪」についてです。 1.自分の向き不向きの境目をはっきりさせよう(能力の輪をつくる) ◆ 能力 ≠ 得意なこと 「能力の輪の中に留まろう」…

(続)Think clearly(ロルフ・ドベリ)② ~なんでも柔軟に修正しよう~

引き続きこの本について、私が意識したいなと思ったことを紹介したいと思います。 今日は2つ目のトピック、「なんでも柔軟に修正しよう」です。 1.なんでも柔軟に修正しよう これはまあカンタンに言いますと 計画を変更するのは全然OK っていうか、むしろ…

Think clearly(ロルフ・ドベリ)① ~考えるより、行動しよう~

これは以前、荒木マスターのブックカフェでフライヤーの井手隊長が絶賛されていたので読んでみました。 この本の著者はスイス生まれのロルフ・ドベリさん。30代前半でスイス航空の子会社数社でCEOを務め、その後はベンチャーも立ち上げて従業員100人以上の規…

服従の心理(著 スタンレー・ミルグラム 訳 山形浩生)の 「訳者あとがきの”蛇足”」 だけを読んでいろいろ思ったこと

ブックカフェで話題になった「服従の心理」の 「訳者あとがきの”蛇足”」 を読んでみました。 おーなるほどなー、と思いつつ、それを踏まえて自分はどう考えるのか、2つの点について考えてみました。 ちなみに服従の心理の本編をササっと把握したい方はこち…

海馬 (池谷 裕二・糸井 重里 )を読んで歳を取ることに勇気がもてた話

先日荒木マスターのブックカフェにて、バイオリニストの佐原さんが「私の人生の一冊」というテーマで紹介されていたのがこちらの本。脳の仕組みは私も関心のある分野なので読んでみました。 この本が刊行されたのは2002年なので、17年前の本ですね。 著者は…

父が娘に語る美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話(ヤニス・バルファキス)を読んで、個人的流行語大賞に”余剰”がノミネートされた話

前回のレイヤー化する社会や、ブログには書きませんでしたがFacebookに書いた池上彰シリーズのように、「世界の歴史的な流れを大局的にとらえた教養」を強化したい熱が少々盛り上がってまして、この本もその一環でございます。 結構有名なこの”タイトルがえ…

レイヤー化する世界(佐々木俊尚)を読んで、なるほどーーーーぉっ、と思った話

いかに教養と言えるものを自分の中で増やしていけるか、ということも最近の自分のテーマであったりするのですが、これもそれを助けてくれるとてもありがたい一冊でした。 中世の帝国時代から現代への流れをすごくわかりやすくまとめてくれている、佐々木俊尚…

(後編)NEW ELITE(ピョートル・フェリクス・グジバチ)を読んで「心理的安全のなさ加減」に強く共感した話

前回の前編では、ピョートルさんが私と同い年だったこともあり、14歳当時、平和な日本で過ごした私と、共産主義→資本主義の大激変の中を生きたピョートルさんの違いにいろいろと思いを馳せ、徒然なるままに思ったことを書きつつ、NEW ELITEの定義について書…