気ままに誤読録

著者の意図とは違うかもしれないけど、自分なりの気づきを「誤読」として紹介していく、そんな読書ブログです。

動画2.0(明石ガクト)を読んで、動画にますます興味を持った話

最近猛烈に動画に興味が出てきまして。

Youtubeを観る時間がかなり増えてきましたので、遅ればせながら積読していたこの本を読みました。

 

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いやーいろいろ勉強になりました。動画と映像の違いとか。Youtubeの動画ってだからあのような構成になってるんですね的な。そしてメディア業界の構造的な話とかも。
 


で、この話の中で一番いいなぁと思ったのが、Youtube始め、テレビ以外のメディアができたことで、いろんな人の活躍の場といいますか、その人本来の魅力が世に伝わる場が増えたのがほんといいなぁと。
 


最近になってようやくカジサックチャンネルを見始めましたけど、彼があの場を切り開いてくれたことで、ゲストとして呼ばれる芸人さんの魅力がいろいろ引き出されています。テレビだと今は「ひな壇」というフォーマットで力を発揮できる人だけが魅力を伝えられるけど、あのスタイルが苦手な人は魅力を1mmも発揮できません。
 


カジサックさんもまさにご自身がそうだったので、自分の得意な部分をいろいろ表現できる場を、猛烈なやっかみ等の批判を浴びながらも自分で作り、そして彼の「芸人愛」から、この人の魅力をもっと伝えたいということで芸人さんとのコラボ企画をガンガンやり、招いた芸人さんの本来の面白さだけでなく、これまでの苦悩などの人間的な魅力をも引き出していく。
 


これは今までの規制産業であったテレビというメディアではできなかった技です。カジサックさんとコラボでよく登場するインパルスの堤下さんの料理がすごいことも初めて知ったし、でもって彼のチャンネルもすでに登録者数27万だし 笑
 


ほかには、最近はやたらと元プロ野球選手のYoutube番組が増えましたけど、高木豊さんが同期である原監督の本音を引き出すインタビューをしていたり。片岡篤史さんが、PLの大先輩である清原氏を呼んでこれまた本音インタビューをしたり。現役選手ではダルビッシュ選手がやたら貴重な技術とかも教えてくれてますし。今部活で野球やってる人たちめっちゃ羨ましいし 笑
 


これらは全部テレビしかなかった時代では決して伝わることのなかった話です。別にテレビ対Youtubeというわけではなく、「表現の選択肢が増えた」ということは、シンプルに素晴らしいことだなと、そう思います。
 


そして、動画の作り方という点でいうと、動画の編集という点では押えるべき共通部分は押さえつつも、撮影スタイルという点では、カジサックさんは「テレビの復興」という想いもあるのでテレビを意識した「リッチな体制」で撮影していたり、一方でメンタリストDaiGoさんはiPhoneだけの「撮って出し」をしていたり、中田敦彦さんは個人撮影だとテイク30くらいやっちゃうので一発撮りにするためにサロンでプレゼンするのを撮影するスタイルにしていたり、いろんなやり方があるんやなぁと。
 


それ以外もYoutubeをみていていろいろなるほどなぁーとか、いいなーと思うところはありますが、話が終わらなくなるのでこのへんで。(本当は大好きなトクサンTVとスーツ交通について語りたいのだけど・・・)
 


と、ここまでほとんど本の感想は書いてないすね 笑
 


本には本当にいろいろ動画に関する貴重な情報が書かれていて、最後なんかは動画作りのハウツーまで書かれていて大盤振る舞いな内容ですが、この本の最初から最後までずっと感じるのは、明石ガクトさんのめっさ熱い想いです。
 


ということでSo What?は何かといいますと、私も動画に関する何か、やってみたくなりました。
 


おしまい。