気ままに誤読録

著者の意図とは違うかもしれないけど、自分なりの気づきを「誤読」として紹介していく、そんな読書ブログです。

強がらない。(心屋仁之助)

いわゆる「他人の人生ではなく、自分の人生を生きる」ということについて、心屋さんテイストでいろいろ書かれています。

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この本でいう「強がっている人」というのは、「あの人すごいね!」と認めてもらいたくて、とにかく自分を強く見せる武器なら何でも手に入れようとしている人のこと。そうやって生き続けていると、自分も周りもしんどくなるので、無理するのをちょっと止めてみよう、という感じですね。自分の心に正直に、世間や他人に気を遣いすぎて疲弊していくのではなく。

でもって、心屋さんのメッセージとしては、「無理するのを止めたほうが、結果として仕事も人生もうまくいく」ということ。それは20年以上、ずっと「強がって」無理し続けてきた心屋さんの経験からのお話とのことです。

まあこの辺は、最初から「無理しなーい」という感じで生きていたら、特にビジネススキルなどは身につかない可能性もあるんじゃないかと思うので、それなりに無理せなあかん期間もあるんじゃないかと思うのですが、親愛なる同世代のOver40sの皆さまにおかれましては、かれこれ40年以上にわたって「強がって」頑張って生きてきた同士だと思いますので、ここらへんからその生き方を「強がらない」方向へ少しずつ転換していくのもアリなんじゃないでしょうか?

僕もここ1年くらいから、そういう生き方にじわじわシフトしたいなぁと思い始めていますが、段位で行くとまだまだ「強がらない8級」くらいですかね。心屋さんの表現でいうと自分を「開く」言っておられますが、開き度合いはまだまだですし、なんだかんだまだまだ強がってますね。

強がらないということは、自分の弱みもさらけ出すということ。自分の弱みもさらけ出すということは、ありのまま、自分の心に素直に従って生きるということ。

じゃあどうすればそういう生き方にシフトできるのか。

手始めに「とりあえずビールをやめてみよう」ということもたまに言われますが、ぼくはとりあえずビールは飲みたい。なので、以前の餃子会で〆のデザートのときに「もうみんな杏仁豆腐でいいよね?」という問いかけに対し、「わたし胡麻団子~」と1人無邪気に答えた誰かさんをベンチマークに、「自分磨き」ならぬ「自分開き」の修行を積み重ねていきたいと思うわけであります。

という感想でしたが、「ずーっと強がってきたなー」と思った方は、試しに手に取ってみてはいかがでしょうか?