気ままに誤読録

著者の意図とは違うかもしれないけど、自分なりの気づきを「誤読」として紹介していく、そんな読書ブログです。

ビジネス

幸福学×経営学④ ~ ホワイト企業への道 ~

「幸福学×経営学」シリーズ、ラストです。今回は第四章、元ソニー上席常務・ホワイト企業大賞企画委員長である天外伺朗さんの執筆パート、「ホワイト企業への道」について、自分の頭の整理がてら、まとめてみたいと思います。 ホワイト企業とは まず「ホワイ…

幸福学×経営学③ ~ これからの経営学の「4つのヒント」 ~

今回も「幸福学×経営学」シリーズです。今回は第三章、経営コンサルタント・小森谷浩志さん執筆パートの「これまでの経営学・これからの経営学」の後半、「これからの経営学の4つのヒント」について、自分の頭の整理がてら、まとめてみたいと思います。 こか…

幸福学×経営学② ~ これまでの経営学の「3つの病」 ~

今回も続けて「幸福学×経営学」です。今回は第三章、経営コンサルタント・小森谷浩志さん執筆パートの「これまでの経営学・これからの経営学」について、書かれていることを自分の頭の整理がてらまとめてみたいと思います。 まず今回は「これまでの経営学」…

幸福学×経営学① ~ 経営者は何を契機に幸福経営に舵を切ったのか ~

2年前に買って読んだこちらの本ですが、久しぶりに再読しまして、ブログにまとめてなかったので今回書いてみようと思います。 で、何を書き留めておこうかなと思ったのですが、まず第1章の「幸福学の基礎」についてはこれまで何度も読んで理解できているとこ…

荒木マスター・トークライブ「倒産は知恵と教訓の宝庫だ」からの誤読② 「鈴木商店の事例から敢えて目を背けてことに目を向ける」

はい、「世界『倒産』図鑑」トークライブからの極私的誤読、第2弾でございます。今回は「鈴木商店」がテーマです。 私が初めて鈴木商店を知ったのは確か小学校の社会の教科書。私は神戸市内の小学校に通っていたので、「私たちの神戸市」という授業で出てき…

荒木マスター・トークライブ「倒産は知恵と教訓の宝庫だ」からの誤読① 「ポラロイドの事例から人生100年のキャリアを考える」

荒木マスター・トークライブ「倒産は知恵と教訓の宝庫だ」の感想① 「ポラロイドの事例から人生100年のキャリアを考える」 先週金曜日に行われた荒木マスターの「世界『倒産』図鑑」トークライブに行ってきました(・∀・) 約1年ちょい前ですかね、「ビジネス…

【衰退産業でも稼げます】(藻谷ゆかり)

衰退産業と言われている商店・旅館・農業・伝統産業の復活ではなく、再生⇒発展事例がいろいろ紹介されている本です。 著者はHBS出身で、外資系2社に勤務したあとインド紅茶の輸入・ネット通販で起業され、その事業を約20年継続し、今は大学教授や地方活性化…

【世界「倒産」図鑑 波乱万丈25社でわかる失敗の理由】(荒木博之)を読む前に何か書いてみる

今日届いたばかりなのでまだ読んでませんよ。読んでませんけど、昨日の「大賀康史のbook cafe」でのこの本の紹介でいろいろ考えさせられるところがあったので、それについての感想でございます。 ちなみに私はKindle派なんですけど、これはご本人からサイン…

1本5000円のレンコンがバカ売れする理由(野口憲一 )

なぜこの本を手に取ったのか覚えていないのですが、おそらくはマーケティングのインプットを得たかったんでしょう^^; デイヴィッド・アトキンソン氏も仰っているように、いかに「価値に適正な価格をつけていくか」が、私のみならず、これからの日本の課題で…

武器になる哲学(山口周)

最近では「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?」などで有名なコンサルタント、山口周さんによる哲学本です。 哲学について私はほとんど無知といってもよい状態でしたので、この本を手に取りましたが、非常にありがたい本でした。 といいますのが…

右脳思考(内田和成)

ご存知、元BCG日本代表、早大ビジネススクール教授、内田先生の著書でございます。 「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?」や その他 「ビジネスの限界はアートで超えろ!」 「デザイン思考の先を行くもの」 「直感と論理をつなぐ思考法」 などと…

極私的神回をふと考えてみる→「荒木博行のbook cafe」の神回放送アンケート!!

Voicyで 「荒木博行のbook cafe」の神回放送アンケート!! なるものがスタートしましたので、アンケートにはもちろん回答するとともに、カフェ常連客としてはそれだけで終わらせたらおもろないということで、個人的な神回ベスト3を振り返ってみました。 例…

個人的に胸熱回だったVoicyの感想をつらつらと(荒木さん&残間さん対談)

4月28日からのVoicy(荒木博行のbook cafe)のゲストが古巣の残間さんということで、個人的に胸熱な3回シリーズでした。 ということで、本は読んでませんが(おい!)、「元中の人」として、なんてことない、おそらく大した示唆もない、個人的な想い出話的な…

デザイン思考の先を行くもの(各務 太郎)(ラスト)

さて、「デザイン思考の先を行くもの(各務 太郎)」、3回シリーズのラストです。 今回は、本のタイトルの通り、デザイン思考の「先」について、書きたいと思います。 自分以外の誰かが設定した課題を解決する「1→10」の世界ではなく、自ら新たな課題を設定…

デザイン思考の先を行くもの(各務 太郎)(その2)

引き続き「デザイン思考の先を行くもの(各務 太郎)」の2回目です。 前回は、 デザインとは問題解決やそのための設計であって絵心やセンスではないですよ 絵心やセンスはデザインではなく、スタイリングですよ なぜそれらが日本で混同されているかというと…

デザイン思考の先を行くもの(各務 太郎) (その1)

Amazonの紹介で 「電通のコピーライターとして活躍してきた一方、ハーバード大学デザイン大学院にて都市デザイン学修士を修めた建築家でもあるという異色の経歴を持つ著者の視点から、日本人が抱えてきた“デザイン”という言葉への誤解を紐解くとともに、デザ…

東久留米市商工会 西東京商工会 「人財確保・生産性支援事業」の成果発表会

昨日は川崎フロンターレのバンディエラ、中村憲剛選手のおひざ元の東久留米で「人財確保・生産性支援事業」の成果発表会にオブザーバーとして参加させていただきました。 グループディスカッションの際に、参加企業の方のお話をいろいろ聞かせていただきまし…

【続】セキュアベース・リーダーシップと幸福学ってけっこう重なってるなと思った話

先日はこの本の概要について書きましたが、今日はちょっと思ったこととして「幸福学」との関係性について考えてみたいと思います。 セキュアベースの考え方の大枠である「安心」と「挑戦」の言葉を聞いて、真っ先に思い浮かんだのが前野教授の提唱する幸福学…

セキュアベース・リーダーシップ(ジョージ・コーリーザー)

感想を書きたい本が何冊か溜まっていますが、とりあえず昨日・今日の荒木マスターのVoicy(THE CULTURE CODE)とテーマ的に親和性のありそうなこの本から。とはいっても、非常に分厚い本なので、読む箇所を大胆にカットした斜め読みです( ̄▽ ̄;) スイスのIMD…

続「ビジネスの限界はアートで超えろ!】(増村岳史)」を読んでいろいろ感じたこと

前回は一部だけを読んだ感想でしたが、全部一通り読みましたので、感じたこと、思ったことをつらつらと書いてみたいと思います。 「アート」に関するいろいろなことや「アートとデザイン」の違いなどについても書かれているのですが、自分に矢印を向けた率直…

「ビジネスの限界はアートで超えろ!(増村岳史)」に見る、文化が輸入されるタイミングってすげぇ大事だな、というお話

今、荒木マスターのVoicyがこの本の著者、増村さんとの対談シリーズなので、ちょっと手に取ってみました。 まだ本筋のところは読んでおらず、極めて個人的な視点で気になった章だけしか読んでいないのですが、結構印象に残ったところがあってですね。 読んだ…