気ままに誤読録

著者の意図とは違うかもしれないけど、自分なりの気づきを「誤読」として紹介していく、そんな読書ブログです。

生き方・キャリア設計

「夢をかなえるゾウ1」を読んでみた

みなさんは「夢をかなえるゾウ」シリーズ、読んだことありますか? かなり有名な自己啓発本なので読んだことがある方も多いのではないかと思いますが、最近「第4弾」がでましたね。要約サービスでさわりだけ確認したのですが、非常に興味がそそられる内容で…

withコロナ時代と「7つの習慣」

主催しているミニ勉強会の「ゆる~く学ぼう」の先週のテーマは「7つの習慣」だったのですが、その個人的な振り返りメモです。 最近はやはり「withコロナの世界」が気になりまくりで、News Picksも久しぶりに有料会員になるなどいろいろと情報収集をしている…

共感資本社会を生きる(新井 和宏、高橋 博之)を読んで、共感しかないと感じた話

来週参加予定のオンラインイベントの課題図書を読んでみました。 もうなんというかですね、タイトルそのまんまですけど、個人的には共感しかないです。 もちろんGDPというモノサシを否定するわけではないです。ファクトフルネスにも書かれていたように、この…

動画2.0(明石ガクト)を読んで、動画にますます興味を持った話

最近猛烈に動画に興味が出てきまして。 Youtubeを観る時間がかなり増えてきましたので、遅ればせながら積読していたこの本を読みました。 いやーいろいろ勉強になりました。動画と映像の違いとか。Youtubeの動画ってだからあのような構成になってるんですね…

荒木マスター・トークライブ「倒産は知恵と教訓の宝庫だ」からの誤読② 「鈴木商店の事例から敢えて目を背けてことに目を向ける」

はい、「世界『倒産』図鑑」トークライブからの極私的誤読、第2弾でございます。今回は「鈴木商店」がテーマです。 私が初めて鈴木商店を知ったのは確か小学校の社会の教科書。私は神戸市内の小学校に通っていたので、「私たちの神戸市」という授業で出てき…

荒木マスター・トークライブ「倒産は知恵と教訓の宝庫だ」からの誤読① 「ポラロイドの事例から人生100年のキャリアを考える」

荒木マスター・トークライブ「倒産は知恵と教訓の宝庫だ」の感想① 「ポラロイドの事例から人生100年のキャリアを考える」 先週金曜日に行われた荒木マスターの「世界『倒産』図鑑」トークライブに行ってきました(・∀・) 約1年ちょい前ですかね、「ビジネス…

(続)小休止のすすめ(ヒロミ・藤田晋)と「直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN」むっちゃつながった話

前回は「小休止のすすめ」を「ザ・メンタルモデル」に照らし合わせていろいろ考えてみました。 今回はもっといろんなことを書こうと思ったのですが、また1つ気づいてしまいました。「直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN」ともかなり通じる部分があるこ…

小休止のすすめ(ヒロミ・藤田晋)と「ザ・メンタルモデル」がむっちゃつながった話

以前、本は読んでいませんでしたが、ヒロミさんが本書を刊行された際のWEB記事を読み、ヒロミさんを「マイ・インターン」に出てくるロバート・デ・ニーロ扮する「ベン」に重ね合わせて、こんなブログ記事を書きました。 そして今回、改めて本書を読みました…

女子の人間関係(水島広子)

いやー、勉強になりました(^^;) いわゆる「女の敵は女」という文脈で出てくる女性どうしのコミュニケーションに出てくる嫌な部分を著者は「女」と表現し、それがなぜ起こるのか、その文脈で攻撃をしかけられたときどう返すのか、ということがいろんなパター…

【衰退産業でも稼げます】(藻谷ゆかり)

衰退産業と言われている商店・旅館・農業・伝統産業の復活ではなく、再生⇒発展事例がいろいろ紹介されている本です。 著者はHBS出身で、外資系2社に勤務したあとインド紅茶の輸入・ネット通販で起業され、その事業を約20年継続し、今は大学教授や地方活性化…

【世界「倒産」図鑑 波乱万丈25社でわかる失敗の理由】(荒木博之)を読む前に何か書いてみる

今日届いたばかりなのでまだ読んでませんよ。読んでませんけど、昨日の「大賀康史のbook cafe」でのこの本の紹介でいろいろ考えさせられるところがあったので、それについての感想でございます。 ちなみに私はKindle派なんですけど、これはご本人からサイン…

人は、誰もが「多重人格」 誰も語らなかった「才能開花の技法」(田坂広志)

田坂師匠の本でございますが、実はこの本、そのタイトルから若干抵抗があり、いままで読まずにいました。 何故抵抗を感じていたかというと、タイトルから想定するに、「場面場面に応じて異なる必要な人格を表に出して、うまいこと対応していきましょう」みた…

(続)Think clearly(ロルフ・ドベリ)③ ~能力の輪~

引き続きこの本について、私が意識したいなと思ったことを紹介したいと思います。 今日は3つ目のトピック、「能力の輪」についてです。 1.自分の向き不向きの境目をはっきりさせよう(能力の輪をつくる) ◆ 能力 ≠ 得意なこと 「能力の輪の中に留まろう」…

(続)Think clearly(ロルフ・ドベリ)② ~なんでも柔軟に修正しよう~

引き続きこの本について、私が意識したいなと思ったことを紹介したいと思います。 今日は2つ目のトピック、「なんでも柔軟に修正しよう」です。 1.なんでも柔軟に修正しよう これはまあカンタンに言いますと 計画を変更するのは全然OK っていうか、むしろ…

Think clearly(ロルフ・ドベリ)① ~考えるより、行動しよう~

これは以前、荒木マスターのブックカフェでフライヤーの井手隊長が絶賛されていたので読んでみました。 この本の著者はスイス生まれのロルフ・ドベリさん。30代前半でスイス航空の子会社数社でCEOを務め、その後はベンチャーも立ち上げて従業員100人以上の規…

服従の心理(著 スタンレー・ミルグラム 訳 山形浩生)の 「訳者あとがきの”蛇足”」 だけを読んでいろいろ思ったこと

ブックカフェで話題になった「服従の心理」の 「訳者あとがきの”蛇足”」 を読んでみました。 おーなるほどなー、と思いつつ、それを踏まえて自分はどう考えるのか、2つの点について考えてみました。 ちなみに服従の心理の本編をササっと把握したい方はこち…

戦略と情熱で仕事を作る ~自分の強みを見つけて自由に生きる技術~ (松永直樹)

これからはライフシフト講座リニューアルに向けて、このブログもライフシフト的なトピック多めでご紹介していきたいと思います。 この本はいわゆる「好きなことを仕事にする」という「ライフシフトど真ん中な生き方」をされている方の本ですね。 ちなみにこ…

「時間がない」から、なんでもできる!(吉田 穂波)

いままでにない視点のタイトルでしたので、ちょっと惹かれて読んでみました。 産婦人科医として働きながら、そしてお子さん3人(3歳、1歳、生後1ヶ月)を育てながらという超時間がない中、工夫して勉強をして、ハーバード留学を実現した人による時間術に関す…

海馬 (池谷 裕二・糸井 重里 )を読んで歳を取ることに勇気がもてた話

先日荒木マスターのブックカフェにて、バイオリニストの佐原さんが「私の人生の一冊」というテーマで紹介されていたのがこちらの本。脳の仕組みは私も関心のある分野なので読んでみました。 この本が刊行されたのは2002年なので、17年前の本ですね。 著者は…

レイヤー化する世界(佐々木俊尚)を読んで、なるほどーーーーぉっ、と思った話

いかに教養と言えるものを自分の中で増やしていけるか、ということも最近の自分のテーマであったりするのですが、これもそれを助けてくれるとてもありがたい一冊でした。 中世の帝国時代から現代への流れをすごくわかりやすくまとめてくれている、佐々木俊尚…

fika(フィーカ)(芳子ビューエル)を読んで「北欧の休み方」ってなんかええなぁと思った話

この本を手に取ったきっかけはもう忘れてしまったのですが、なんか気になったんでしょうね(^^;) 昨今日本では「働き方改革」が提唱され、その中身のピントがずれてるという議論はともかくですね、 「働き方」を改革するのではれば、「休み方」もセットで考え…

シェアライフ(石山アンジュ)を読んで人生100年時代に漠然とした希望が持てた話

この本からは、なんといいますか、漠然とした将来の希望のようなものを強く感じました。 多少ネタバレになりますけど、天気の子のエピソードから思うところがありまして。 天気の子の解説で一番共感したのが、「システム論」に関わる話。誰かに負担を強いる…

(後編)NEW ELITE(ピョートル・フェリクス・グジバチ)を読んで「心理的安全のなさ加減」に強く共感した話

前回の前編では、ピョートルさんが私と同い年だったこともあり、14歳当時、平和な日本で過ごした私と、共産主義→資本主義の大激変の中を生きたピョートルさんの違いにいろいろと思いを馳せ、徒然なるままに思ったことを書きつつ、NEW ELITEの定義について書…

(前編)NEW ELITE(ピョートル・フェリクス・グジバチ)を読んで著者の激動の過去に思いを馳せた話

いわゆる” Google流”の様々な本を出されているピョートルさん。 この本が私にとっての初めてのピョートル本でしたが、「はじめに」の部分だけでいろいろ感じるところがあったので、まずは前編として「はじめに」の部分について書いて、本論については後編で…

英雄の書(黒川伊保子)を読んでこれから失敗したらニヤついてやろうと思った話

友人から薦められて手に取った、 「男性脳・女性脳」で有名な脳科学者であり、1980年代前半からAIの研究をされてきた黒川伊保子さんの著書でございます。 この本の趣旨を「はじめに」から抜粋しますと 人間の仕事は、人とは違うことに気づき、それを好奇心で…

「夫婦神話」を捨てたら幸せになっちゃいました(心屋仁之助)

私のブログに何度か登場していただいている心屋仁之助さんが、ご自身の夫婦生活に悩み、苦しんだ結果、見つけ出した素晴らしき法則。 バツイチの私が言うのもなんですが、全夫婦、全パートナーにお配りしたい一冊でございます。 この手の「こうすれば結婚生…

1本5000円のレンコンがバカ売れする理由(野口憲一 )

なぜこの本を手に取ったのか覚えていないのですが、おそらくはマーケティングのインプットを得たかったんでしょう^^; デイヴィッド・アトキンソン氏も仰っているように、いかに「価値に適正な価格をつけていくか」が、私のみならず、これからの日本の課題で…

武器になる哲学(山口周)

最近では「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?」などで有名なコンサルタント、山口周さんによる哲学本です。 哲学について私はほとんど無知といってもよい状態でしたので、この本を手に取りましたが、非常にありがたい本でした。 といいますのが…

HBRのセルフ・コンパッション特集を読んで、しくじり先生の意義がわかった話

ここ最近はライフシフト講座の才能プロファイリング集中期間ということもあって、なかなかブログを書けませんでしたが、久々の読書感想でございます。 結構前に読んだのですが、ハーバードビジネスレビューのセルフ・コンパッション特集です。荒木マスターの…

続 ダメなあいつを、なんとかしたい!(心屋仁之助)

さてさて、心屋仁之助さんの「ダメなあいつを、なんとかしたい!」、後半戦でございます。 前回をおさらいしますと 主人公の30代女性が、困っている人をみるとなんでもかんでも助けに走ってしまうのは、 「人の役に立たなければ、自分は価値がなくなってしま…