【50歳すぎたら「まあ、いいか」「それがどうした」「人それぞれ」でいこう】(弘兼憲史)
島耕作世代・バブル世代向けなので、ちょっとそれは呑気なんとちゃいますか?と思う部分もあれど、脱力メンタリティについては100年人生を生きるうえで参考になります。
で、中でもやっぱ大事だなと個人的に思うのは、他でもよく言われますけど、やはり「人それぞれ」ですね。
他人を意識して健全な競争心を育む分には構わないですが、いつもいつも人と比較して勝手に落ち込んでばかりなんてほんと時間の無駄ですし、さらに嫉妬・妬み・僻みから他者への攻撃性まで加わった日にゃ他人にとっても自分にとっても害悪でしかない。
でもSNSのリア充(っぽく見せる)投稿全盛の時代、ついついそっちの重力に何かと引きずられてしまうこともよくあるので(もちろん私もです(^^;))、シンプルだけど「人それぞれ」は意識的に唱える習慣を持っていた方がいいかもなあ、と思いました。
比較することの愚かしさはすでにお話ししたところですが、それでもふっと比較しそうになっている自分に気づくこともあるでしょう。
それは嫉妬や羨望、怨念や邪念で自分を縛ることにもつながります。
だから、「人それぞれ」と言い聞かせる。
比べなかったら、人生はどんどんシンプルになって、心地よいものになるのです。
正味の自分で、自分らしく、生きられるといってもいいですね。