気ままに誤読録

著者の意図とは違うかもしれないけど、自分なりの気づきを「誤読」として紹介していく、そんな読書ブログです。

【あなたのキャリアをお金に変える! 「顧問」という新しい働き方】(齋藤 利勝)

普段からサラリーマンのライフシフト手段をいろいろ探っているのですが、「ほー、顧問ですか」と思って手に取った1冊。

 

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この本で書かれている顧問業とは、旧来型のイメージである「役員経験のエラいおじさんが顔役として関連企業に再就職」みたいなものではなく、ある専門領域で月に1~数日、個人事業主(or法人)としてハンズオンで関わるような働き方のことです。

 

読んでみた感想としては、今の転職市場でも専門性を認められているような人であれば、コンサルでもなく、社員採用でもない、顧問という柔軟な働き方を得ることで、80歳くらいまで働ける手段になるんじゃないかなと感じました。

 

といいますか、顧問市場ってすでに結構広がってるんですね。知りませんでした。

 

これからはフリーランスの時代だとか、日本ではアメリカほどフリーランスは流行らんよとか、いろいろ意見はあるようですが、この顧問市場が活性化していけば、フリーランスの活躍の場もすごく増えるんじゃないかなと思いました。ちょうど野口悠紀雄先生の本日づけの記事にも似たようなことが書かれてましたし。

 

<参考>「人生100年現役」を考えればフリーランサーになる準備を早くから(野口悠紀雄

diamond.jp

 

サラリーマンも100年人生に向けてなにかしらリカレント教育をしないといけないと思いつつ、何を学んだらいいかわからんという人が多いと思いますが、定年後の働く有力な手段になりそうな顧問というマーケットを軸に、そこで何を求められているか今のうちから把握し、それに合わせた自分磨きを40~50代から始める、というのも1つの手堅い手段になりますかねぇ。

 

継続ウォッチしていきたいと思います。