気ままに誤読録

著者の意図とは違うかもしれないけど、自分なりの気づきを「誤読」として紹介していく、そんな読書ブログです。

【働けるうちは働きたい人のためのキャリアの教科書】(木村勝)

「とりあえず定年まで働いとくか」とボーっと考えていてチコちゃんに怒られそうな中高年サラリーマン向けの手堅い一冊。

 

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著者は人事のスペシャリストであり、これからの社会状況や再雇用制度周辺の話とか実に丁寧にわかりやすく書いてあるので、各社ともシニア社員向けキャリア研修の必読書にしたほうがええんちゃうか?と思ったものの、会社側の本音もいろいろ書かれているので、人事部として社員にこれを推奨するわけにはいきませんな。。。(^^;)

 

ともかく、この本が提唱する

 

「細く、長く、エイジレス」

 

に働くという人生

 

人生100年時代+超少子高齢化社会は、ほんとコレしか解はないですし、そのためには定年までの間にいろいろ準備しておくことが必須です。当たり前の話ですけど。

 

でもって、「じゃあ具体的にどういう準備をしたらいいか」について、4つのパターン別に手堅い話がいろいろ書かれています。

 

前職時代はこの辺の問題意識を強く持つ先輩方と非公式ネットワークを組んでいろいろ取り組んでいたこともあり、懐かしいなぁと思うとともに、いずれこの辺りのサポートも関わっていけたらなぁと思いました。