気ままに誤読録

著者の意図とは違うかもしれないけど、自分なりの気づきを「誤読」として紹介していく、そんな読書ブログです。

【逃げられない世代―日本型「先送り」システムの限界―】(宇佐美典也)

今の日本の超重要2大課題、社会保障課題と安全保障課題を理解するための良書だと思います。

 

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処方箋についてビシっと言い切るというより、丁寧にわかりやすくファクトを積み重ねて、「いまこういう課題があります」という、読者に対して課題認識を持ってもらうことに重きを置いた本。

 

ほんと、今の日本に致命的に欠けているのがこの点だと思っているので、まずはこの2つの課題認識を全国民で共有することがこれからの日本を考えていくうえでのスタートだと思っているけど、消費税や移民などに関して枝葉部分を騒ぎまくるニュース報道を見るに、それは望んじゃいけないことなのかなと思ったり。。。

 

ほんと、「逃げられない世代」の当事者としては頭が痛い話でしかないですが、小さな存在の自分としては、国の方向についてはこれからも選挙権の行使で清き0.5票を投じ、個人としてはまず自衛として80歳まで働ける自分になること。

 

そして同じく「80歳まで活き活きと働きたいと思う人」をサポートしていくことが当面の自分のミッションですね。

 

時間があればセミナーコンテンツにまとめたいなぁと思わせる一冊でした。

 

今後も何回か読み返したいと思います。