イチローさんの引退

実はわたくし、95年のがんばろう神戸以来、相当なイチローウォッチャーを自負していまして、ようやくイチローさんの引退を受け入れられたのと、その他大勢のニワカさんと同じやと思われたくない（誰にww？？）という変なこじらせ感情もあり（笑）、イチローさんについては周囲がおとなしくなるまで書くのはやめとこうと思ってまして(￣▽￣;)

マスコミ報道も減ってきたのでそろそろ自分なりに思うところを徒然なるままに書いてみたいと思います。もうここは、野球のニッチなところに興味ある人だけ読んでください（笑）

私がイチローさんの存在を初めて知ったのは、94年の7月ですかね。当時生意気にもアメリカに高校留学してまして、アメリカから帰国する飛行機の中で新聞を読んだんですね。当時はネットなんかない時代でしたから、日本の情報はほとんどわからず、成田行きのＪＡＬ便にあった新聞を手に取って、スポーツ欄をむさぼるように読んだんですね。

そうするとオリックスの打順がこんな感じでして

１．田口
２．イチロー
３．タイゲイニー
４．キャブレラ
５．藤井
６．パンチ

当時は外国人2人制だったので、一見して「なんで外国人4人もおるんや？」と思い、よくよくみるとパンチは「ああ、あの人か」ってなったけど「イチロー」って何？日本人？外国人？みたいな感じで。で、よくよく読むと日本人らしいと。

帰国してテレビをみてみると、どうもむっちゃヒットを打ちまくってる人らしいと。たしかその時期、最速で100安打を達成したんじゃなかったかな。

そして一応私小中高とずっと野球をやっていたので、プレイヤー視点でその技術に興味があったんですね。1番でヒットを量産しているので非力でちょこちょこ当てるタイプかと思いきや、バットを思い切り長く持って、バットをしならせるように打つ、これまで見たことがないタイプのバッター。そしてホームランを狙ったときは、そのしならせたバットからものすごい勢いで打球が飛んでいき、スタンド上段に突き刺さる。ほんと衝撃的でなんじゃこりゃと思いましたね。
ちなみに私の中でのイチローさんベストホームランは、94年の13本目、西武・新谷投手から放ったバックスクリーン中段にライナーで突き刺さったホームランです。異論は認めます（笑）

そんなこんなで、94年、210本のヒットを打って一気にスターとなったイチローさん。で、彼にとってある意味不幸だったのは、翌年阪神大震災が起きてしまったことかと。先日の引退会見でも、野球を純粋に楽しめたのは94年までで95年から一気にハードルがあがって楽しめなくなったと言っていましたが、選手としてのハードルがあがったとともに、震災復興という「がんばろう神戸」の重荷を背負うこととなり、2重のプレッシャーがのしかかる形になってしまいました。

でもそんな中、95年は途中まで三冠王を獲る勢い、打率.342（首位打者）、ホームラン25本、打点80（打点王）の大活躍でリーグ優勝に大貢献してくれました。
本当にね、その年のオリックスの頑張ろう神戸、そしてその先頭に立つイチローの姿、私の地元神戸は本当に勇気づけられたんですよね。普段野球なんかみない母もイチローさんを応援し、優勝パレードも観に行きましたからね。

でもその年は日本シリーズでは野村・古田のＩＤ野球に負けてしまい、日本一は叶わず。さらにいうと、リーグ優勝も地元神戸で胴上げのチャンスが3度もあったにも関わらずロッテに3連敗し、胴上げできたのは西武球場。神戸の皆さんの前で胴上げを、という想いをもって96年シーズンに入ったわけでございます。

そして96年、リーグ優勝がかかった地元での胴上げのチャンス、あと少しで鈴木平が打ち込まれ、「またダメなのか」とほどんとのファンがそう思った9回裏、代打ＤＪが起死回生の同点ホームランを放ち、その後イチローさんのサヨナラ2塁打で優勝が決まったんですね。そのとき、私はレストランでバイトをしていたのですが、私があまりにもうるさく言うもんだから、「わかったからテレビ見てこい」と店の近くに住む先輩が部屋の鍵を貸してくれて、先輩の部屋で1人テレビ観戦して雄たけびをあげてました（笑）

（参考：その時の試合映像）
https://www.youtube.com/watch?v=rtmit4DkN4o

そんな感じで始まったイチローウォッチャー生活。
懐かしいなぁと思いつつ、書きなぐってみました（笑）

と、今日はほとんどの人には何の興味のないことをひたすら書きましたが(^^;)、イチロー選手の引退会見の深堀りとか、野球に興味がない人にも参考になることもそのうち書いてみようかと思います。

あー、少しすっきりしました⚾️