気ままに誤読録

著者の意図とは違うかもしれないけど、自分なりの気づきを「誤読」として紹介していく、そんな読書ブログです。

【続】夢を見続けておわる人、妥協を余儀なくされる人、「最高の相手」を手に入れる人。 “私"がプロポーズされない5つの理由【仲人T】

はい、仲人Tさんの著書、続きでございます。

前回は、「エンダ~~~~!」の回をとにかく読んでいただきたく、ちょっとふざけた感じで終えましたが、今回はすこし真面目に(?!)書いてみようかと思います。

 

この本を読んで、抽象化した学びという点で特に印象に残ったことは、

「アンラーニングの大切さ&難しさ」

「親の影響の大きさ」

の2点でございます。

 

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アンラーニングの大切さ&難しさ

 

まずですね、この本では「なぜ婚活が上手く行かないか」については、「やり方を間違えているから」とプロとして断言されています。

 

これは非常に救われる言葉ですね。

 

婚活市場の特性をちゃんと理解し、その特性を踏まえたやり方を実行すれば上手く行く、ということですから。

 

で実際にどういうことが起こっているかというと、、、

今まで恋愛経験があまりなくどちらかというと地味な方々は、比較的早く成婚退会されていくのに対し、どちらかというと恋愛経験豊富な方々のほうが苦戦するそうです。

 

なぜそうなるかというと、それはもうお分かりの通り、「相談員のアドバイスを素直に聞くかどうか」が結果に直結しているわけです。恋愛市場と婚活市場の市場特性は大きく異なるにも関わらず、後者の方々はなまじっか恋愛経験が豊富であるが故、「過去の恋愛市場で上手く行ったやり方」をしばらく手放せないわけですね。

 

すなわち、「アンラーニングできない」ということが足かせとなるわけです。

 

ただ、このアンラーニング。婚活に限らず、難しいですよね。。。

 

例えば我々もビジネスパーソンとしてそれなりの経験があったりすると、自分の主義主張的なものや自分のこだわりスタイルなどがあり、なかなか素直に意見を聞けなかったりします。

一方でそんなにこだわりのない人は、アドバイスを素直に聞いてスイスイーっとうまくいったりします。

 

そして、そんな人をみてムカついたり。。。アンラーニングできない自分のせいなのに(笑)

 

そんなケースにおいて、すぐに「はい、じゃあ過去のやり方は捨てましょう」という具合には納得できないので、一旦過去のやり方にこだわってやってみて、それで失敗して、「ああやっぱダメなのか」と自分の気持ちに落とし前をつけるといいますか、そんな感じの成仏プロセスが必要なんじゃないかなと思ったりしています。

 

婚活市場における「アンラーニングの大切さ」の話から、そんなことを考えさせられました。

 

親の影響の大きさ

次に強烈な印象を受けたのが、

 

親が毒親だと婚活はガチでキツイ

 

というお話。

 

仲人Tさんの感覚によると、婚活を長年頑張っているのに、結婚が決まらない女性は、親御さんに何かしら問題があることが多い気がするとのことです。

 

たとえば、Tさんは、、、

 

親の中が悪くて、親からの結婚の辛さばかり聞かされていると、心の奥底では、「結婚したら不幸になるのでは?」と思っていたり。そうなると、本当は結婚したくないから、お相手の欠点を次々に見つけては、結婚しない理由を探してしまう。

 

親が浪費家だったり、貧乏だったりでお金で苦労してきた方は、どうしても年収にこだわってしまう。年収がそんなになくても幸せに暮らしている夫婦は山ほどいるのに、「お金がなければ幸せになれない!」と思い込んでしまう。

 

親に厳しく育てられてきた方は、お相手の小さな欠点も許せず、普通はこうでしょう?普通なら気配りするでしょう?と厳しく追及してしまう。

 

そして毒親育ちの人は、いざ交際が始まったとしても、感情のコントロールができなかったり、言いたいことを我慢してしまったり、自分が愛されるはずがないと相手を信じられなかったり・・・

 

そんな方たちをたくさん見て来たそうです。。。

 

これらは一般的にいうと長年培ってきた心のクセ、ビリーフがもたらす影響の話ですね。それが婚活ではこういう形でネガティブな影響を及ぼすことがよくあると。。。

 

そして、一番キッツイなぁと思ったのが、ガチの毒親の話。

ずっと娘を支配したくて、ひたすら婚活の邪魔をするんですね。

その元となった記事はコチラ↓。ホンモノの毒親はマジヤバイことがわかります。

 

 

最終的にこの話に出てくる方は毒親からの呪縛から解き放たれて無事結婚できてよかったんですけど、こういう感じで婚活を親に潰される人もそれなりにいるのかと思うと、いたたまれなくなります。

 

でもって、毒親になってしまったお母さんも、人生のどこかのタイミングで、毒親になってしまうほどの洗脳されるような出来事があってそうなったはずで、毒親になりたくてなった人はいないはずで。。。

 

なので、この話に出てくる毒親のお母さんも、どこかで呪縛が解けて、幸せな人生に戻ってほしいなぁと、そんなことを感じたエピソードでした。

 

と、2回目の今回はマジメに書いてみましたが、基本、この仲人Tさんの書籍、及びブログは、泣き笑いしながら読めるエンタメ作品であり、人生の喜びを共有するそれこそ「結婚物語。」ですので、婚活中の人も、婚活とは関係ない人も、ぜひ読んでいただけたらなぁと思います。

 

泣いて笑って、感動して、元気が出ますので。

 

ということで、今日はこのへんで。