気ままに誤読録

著者の意図とは違うかもしれないけど、自分なりの気づきを「誤読」として紹介していく、そんな読書ブログです。

「ぐりとぐら」を読んで「思考のノイズ」に思いを馳せる

荒木マスターのブログやVoicyにたま~に絵本が登場するので、自分も懐かしい絵本を読んでみようと思い、子供の頃すごく好きだった「ぐりとぐら」を図書館で借りてきました。

 

「読めば楽しい思い出がよみがえるはず」

 

と期待して読み始めましたが、読後感想は

 

「これが大人になるということか・・・( ̄▽ ̄;)」

 

という予想外のちょっと悲しい結末でした(笑)

 

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本を読む前、「でっかいカステラ」が美味そうだったんだよなー、なんて思っていました。

 

これが、本を読み始めるとですね・・・

 

  • ネズミよりデカい鍋とボウルは、人間用のモノをどこかで拾ってきて家にしまってあるのかな?
  • ということは、ここに出てくるものは人間用のモノを拾ってきた前提なのかな?
  • って待てよ、牛乳ビンはネズミサイズやんけ
  • 泡立て器もリュックサックもネズミサイズ・・・、この整合とれてない感に多少混乱・・・

 

と余計なところが気になり始めます。

そして無事カステラを食べたあと、さらに気になってしまったのが、最後の卵の殻で作った車のシーン・・・

 

  • 卵の殻にハンドルつけて運転しとるやんけ
  • ってことは、動力は?風力以外は無理やろうけど帆もないし、、、どないして動かすんや?まさか未知のUFO的な動力か?
  • しかもこのハンドルと前輪、絶対つながってへんやろ・・・

 

という「思考のノイズ」が気が付くと湧いてきちゃうんですよね。

全く楽しめたもんじゃありません(笑)

 

で、改めて気づいたこと。

 

  • 子供の頃は、思いっきり無邪気にワクワクしながら読んでいたこと

 

  • つまりは、こういった思考のノイズが完全にゼロだったということ

 

そして

 

  • 子供は潜在意識にどんどん刷り込まれていく、というのはこういうことなのか

 

  • 大人は顕在意識が邪魔をしてなかなか潜在意識に浸透しない、というのはこういうことなのか

 

ということを図らずしも気づかされた、そんなたぶん40年ぶりくらいの「ぐりとぐら」でございました・・・。

 

おしまい