気ままに誤読録

著者の意図とは違うかもしれないけど、自分なりの気づきを「誤読」として紹介していく、そんな読書ブログです。

【モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書】(尾原和啓)

この本は非常に共感する部分があったので、感想を書くよりも、共感した該当部分を以下、引用します。

 

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厳しい言い方になりますが、やりたいことがない人にとっては、これからの時代は生き辛いでしょう。

上の世代では、別にやりたいことなんてなくても、与えられたことをこなして人より良い結果を出せればそれで十分成功できました。大きな目標は誰かが掲げてくれたので、必死に「達成」を追い求めれば幸せでした。

しかし今は、「何が楽しいの?」「何をやりたいの?」ということを常に問われ、全て自分で決めていかなければいけない時代です。ザッカーバーグさんの働き方は、そのことを表してもいます。

右向け右で、固定された目標に向かって歯を食いしばって頑張る人よりも、好きなことに夢中でいつも楽しそうな人のほうが、魅力的になっていきます。

今は、好きなことで楽しそうに仕事をしている人のもとには、自然と、お金や人が集まってくる時代になってきているのです。

 

また、こちらも激しく頷きます。

 

念のために付け加えると、これは決して「自分の好きなことさえ磨き続ければ、どこでも生きていける」ということではありません。

 

例えば僕は、転職した先でいつも真っ先に地味な仕事から手をつけます。他の人の手が回らなくなって停止状態のプロジェクトを整理したり、誰もが嫌がる契約解除の手続きをしたりします。

 

これらは僕にとっても得意な作業ではありませんが、誰もがやりたがらない作業を率先してやることで「いざとなったら、地味な作業もきちんとやってくれる」と周囲に信頼されるようになります。

 

仕事と遊びの境目がなくなる時代だからといって、好き放題やればいいというわけではありません。周囲からの信頼感を得ているからこそ、自分がより得意なことに専念する状況を作るスタートラインに立つ、ということは忘れないでいてくれると嬉しいです。

 

いつの時代も、人は信頼が全てです。少し話は逸れましたが、これだけはずっと変わらない社会のルールなのです。