気ままに誤読録

著者の意図とは違うかもしれないけど、自分なりの気づきを「誤読」として紹介していく、そんな読書ブログです。

【リーダーシップの旅】(野田智善、金井壽宏)

ご存知、”Lead the Self” → ”Lead the People”→”Lead the Society”のリーダーシップ論でございます。

 

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これからの100年人生時代、”Lead the People”→”Lead the Society”を目指す/目指さないにかかわらず、”Lead the Self”だけはどの人にも必須事項になると思っています。


そしてLead the Selfを体現するには、自らを”Lead the Selfに駆り立てるもの”がなければ始まりません。


沼地のメタファーでいうと、沼地の遠くむこうにかすかに見える光。

 

あの光にたどり着けたらどんなに素晴らしいんだろう、と思えるような自分が目指したい何か。

 

それが見えずに沼地に踏み込めない人が勇気を持って沼地に足を踏み込めるように、即ち”その人にとっての遠くに見える光”を見つけられるように支援することがこれからの私のミッション。


でもって、自分自身に関して言えば、そんなかすかな光がようやく見えてきたので、勇気を出して両足をどっぷりと沼地に踏み込み、旅を始めてしまったんだな、と(^^;)

 

今回の自分の意思決定は「自分の人生を生きる道を選んだ」というだけの意識だったけど、別の角度から見るとリーダーシップの旅を始めたということでもあるんだなとものすごく腹落ちしました🙂

 

次のステップのLead the Peopleが実現するように、Lead the Selfをしっかりがんばっていきたいと思います。

 

Lead the Selfを駆り立てるものは、ひとそれぞれだ。


夢や大望、情熱という場合が一般的に期待されるケースかもしれないが、そればかりではないだろう。


焦燥感、野心であることもあれば、自分自身に規律をはめるプロフェッショナリズムの場合もあるかもしれない。

 

いずれの場合も、Lead the Selfの力の源になるのは、何のために行動するのか、何のために生きるのかについての自分なりの納得感のある答えだ。

 

心の中で自分自身が「吹っ切れる」ことが行動と継続を支える、といえばわかりやすいだろうか。

 

リーダーシップの旅、すなわち前人未踏の沼地を渡ったり、現状を大きく変えたり、何かを新しく作り出したりするような挑戦は、リスクや不確実性を伴う。

 

着手は容易ではなく、時には周到な準備や事前の訓練も必要とされるだろう。

 

しかし、本当に必要なのは、旅に出たいと思うかどうかだ。

 

旅に出たいかどうかを、私たちはまず「頭」で考える。

 

頭では出たいと思っていて、人に聞かれれば、自分は旅に出たいとも答えるのに、なかなか一歩が踏み出せないことがある。

 

それは「心」が旅にできることを渇望していないからだ。

 

「頭」と「心」を一致させること、旅に出ることが大事だと考え、頭の中でできると信じ、心の中でもどうしてもやりたいと感じること。

 

そういう「吹っ切れ」がなければ、リーダーシップの旅は始められない。