【つくし世代~「新しい若者」の価値観を読む~】(藤本耕平)
コーチングの平本師匠が最近紹介されていた本なのですが、前職時代も業務内容、組織性質上ともにワカモノに接することがほぼなく、気が付いたら自分も40超えのオッサンになっていたので(^^;)、気になって読んでみました。
本書では
2015年に30歳になる1985年生まれの人たちよりも若い世代
を「つくし世代」と仮の定義を置き、なかでも、より下の世代であるほど、「つくし世代」としての特徴が顕著とのことです。
つくし世代の特徴は本当にいろいろ書かれていて、ここに全てを書くことはしませんが、その大きな特徴の1つが「自分1人ではなく誰かのために」という「つくし欲求」、さらにいうとより身近な関係、ダイレクトな反応が見える関係性での「つくし」に非常に心が動くとのことです。
これ、まさにアドラーのいう他者貢献、共同体感覚の世界ですね。
で、彼らは心動くポイントが上の世代の人と大きく違うために、どうせ言っても理解されないと思い、上の人に対してはあまり心を開かず、それをみた上の世代は彼らを「さとり世代」と評しちゃってる、という構造のようです。
ということを踏まえるとですね、先日ご紹介した1on1、彼らにはむっちゃ効くはずですよ。
どうせわかってくれないであろうと思っていた自分の価値観を、10歳、20歳以上年上の上司が「理解しようとしてくれた」となると、この上司のためにがんばろうと「つくし欲求」が発動するはずです。
ワカモノを部下に持つマネージャーの方、ぜひやってみてください。もしくは実践済の方はぜひその感想を(・∀・)ノ
ちなみにこの本では「それな!」っていうことから始めましょう、と書かれています 笑
ということで、なんか僕もワカモノからいろいろと話を聞いてみたくなりました。
「嫌われる勇気」に出てくる哲人と青年の会話のように、対話部屋でも用意してみるか。。。
でもあの本に出てくるような、罵詈雑言満載な青年に来られても困りますが 笑