気ままに誤読録

著者の意図とは違うかもしれないけど、自分なりの気づきを「誤読」として紹介していく、そんな読書ブログです。

2019-01-01から1年間の記事一覧

夢を見続けておわる人、妥協を余儀なくされる人、「最高の相手」を手に入れる人。 “私"がプロポーズされない5つの理由【仲人T】

はい、私の大好きなトップブロガー、仲人Tさんの著書でございます。 こりゃ一気読みかなと思いましたけど、ほんとに一気読みしてしまいました(笑) ご存知ない方のために申し上げますと、仲人Tさんは、兵庫県高砂市、JR宝殿駅前の”所長がお人よし過ぎる”こ…

大船渡・佐々木選手の件を”課題の分離”の視点で考えてみる

佐々木選手の件で外野が非常に騒がしい状況になっていますが、、、 news.yahoo.co.jp 私のスタンスとしては1991年の大野倫投手の件から、当時高校生だった私は、その点も含めて「高校野球の理想的な在り方」という高校の卒業論文を書いていたほどなので、そ…

1本5000円のレンコンがバカ売れする理由(野口憲一 )

なぜこの本を手に取ったのか覚えていないのですが、おそらくはマーケティングのインプットを得たかったんでしょう^^; デイヴィッド・アトキンソン氏も仰っているように、いかに「価値に適正な価格をつけていくか」が、私のみならず、これからの日本の課題で…

武器になる哲学(山口周)

最近では「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?」などで有名なコンサルタント、山口周さんによる哲学本です。 哲学について私はほとんど無知といってもよい状態でしたので、この本を手に取りましたが、非常にありがたい本でした。 といいますのが…

右脳思考(内田和成)

ご存知、元BCG日本代表、早大ビジネススクール教授、内田先生の著書でございます。 「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?」や その他 「ビジネスの限界はアートで超えろ!」 「デザイン思考の先を行くもの」 「直感と論理をつなぐ思考法」 などと…

【1,000アクセス記念】人気記事トップ5を振り返る

元々はFacebookに書いていた読書ログ。ただ、FacebookだとTLが流れてしまってStockされないので、Stock化する目的で今年2月くらいに勢いで始めたこのブログ。 だから、アクセス数を稼ぐとかそういうことは全く考えずに、Facebookで「友達」にシェアする以外…

HBRのセルフ・コンパッション特集を読んで、しくじり先生の意義がわかった話

ここ最近はライフシフト講座の才能プロファイリング集中期間ということもあって、なかなかブログを書けませんでしたが、久々の読書感想でございます。 結構前に読んだのですが、ハーバードビジネスレビューのセルフ・コンパッション特集です。荒木マスターの…

「ぐりとぐら」を読んで「思考のノイズ」に思いを馳せる

荒木マスターのブログやVoicyにたま~に絵本が登場するので、自分も懐かしい絵本を読んでみようと思い、子供の頃すごく好きだった「ぐりとぐら」を図書館で借りてきました。 「読めば楽しい思い出がよみがえるはず」 と期待して読み始めましたが、読後感想は…

「母さん、ごめん。 50代独身男の介護奮闘記」を読んでなんともいえない辛さを感じた話

前回は介護における自立支援とは「依存先を増やすこと」であり、その真逆は「子が親の介護を全て抱え込むこと」という話を書きました。 で、今回のこの本は、後者の「子が親の介護を全て抱え込むこと」を近い状況に陥ったらどんなことになるのか、そのタイト…

「ビジネスパーソンが介護離職をしてはいけないこれだけの理由」を読んで自立の意味を考える

「読まなければ!!」とずっと思いながらも積読だったこの本、GWに実家に帰って両親とそこそこ多くの時間を共有できたこともあり、読んでみました。 まずトータルの感想でいうと、非常にありがたい本でした。20年以上介護に取り組まれている酒井さんの実体験…

極私的神回をふと考えてみる→「荒木博行のbook cafe」の神回放送アンケート!!

Voicyで 「荒木博行のbook cafe」の神回放送アンケート!! なるものがスタートしましたので、アンケートにはもちろん回答するとともに、カフェ常連客としてはそれだけで終わらせたらおもろないということで、個人的な神回ベスト3を振り返ってみました。 例…

個人的に胸熱回だったVoicyの感想をつらつらと(荒木さん&残間さん対談)

4月28日からのVoicy(荒木博行のbook cafe)のゲストが古巣の残間さんということで、個人的に胸熱な3回シリーズでした。 ということで、本は読んでませんが(おい!)、「元中の人」として、なんてことない、おそらく大した示唆もない、個人的な想い出話的な…

続 ダメなあいつを、なんとかしたい!(心屋仁之助)

さてさて、心屋仁之助さんの「ダメなあいつを、なんとかしたい!」、後半戦でございます。 前回をおさらいしますと 主人公の30代女性が、困っている人をみるとなんでもかんでも助けに走ってしまうのは、 「人の役に立たなければ、自分は価値がなくなってしま…

ダメなあいつを、なんとかしたい!(心屋仁之助)

ローランド氏の感想を書きたい衝動を抑えて、まずこちらでございます。 心屋仁之助さんの「ダメなあいつを、なんとかしたい!」 うーん、これもいろんな感想が去来する本でございました。 同棲中の30代独身女性と「ダメ男」のストーリー仕立てて話が進んでい…

「承認欲求」の呪縛(太田肇)

はい、みんな大好き、承認欲求でございます。 1か月前くらいに読んだので、自分の頭の整理がてら、ちょっと思い出しながら書きたいと思います。 なんとなく、近年は「承認欲求」というとネガティブなイメージで語られることが多いように感じています。なんと…

直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN(佐宗 邦威)を読んで首がもげるほど頷いた話

荒木マスターのVoicyでも取り上げられてたこちらの本、読んでみました。 もともとはタイトルのとおり、左脳ゴリゴリな私にとって「直観と論理をつなぐ思考法」に興味があり読み始めたのですが、意外な展開が待ってました。 当然その手法も勉強になりましたが…

イチローさんの引退

実はわたくし、95年のがんばろう神戸以来、相当なイチローウォッチャーを自負していまして、ようやくイチローさんの引退を受け入れられたのと、その他大勢のニワカさんと同じやと思われたくない(誰にww??)という変なこじらせ感情もあり(笑)、イチロー…

デザイン思考の先を行くもの(各務 太郎)(ラスト)

さて、「デザイン思考の先を行くもの(各務 太郎)」、3回シリーズのラストです。 今回は、本のタイトルの通り、デザイン思考の「先」について、書きたいと思います。 自分以外の誰かが設定した課題を解決する「1→10」の世界ではなく、自ら新たな課題を設定…

デザイン思考の先を行くもの(各務 太郎)(その2)

引き続き「デザイン思考の先を行くもの(各務 太郎)」の2回目です。 前回は、 デザインとは問題解決やそのための設計であって絵心やセンスではないですよ 絵心やセンスはデザインではなく、スタイリングですよ なぜそれらが日本で混同されているかというと…

デザイン思考の先を行くもの(各務 太郎) (その1)

Amazonの紹介で 「電通のコピーライターとして活躍してきた一方、ハーバード大学デザイン大学院にて都市デザイン学修士を修めた建築家でもあるという異色の経歴を持つ著者の視点から、日本人が抱えてきた“デザイン”という言葉への誤解を紐解くとともに、デザ…

東久留米市商工会 西東京商工会 「人財確保・生産性支援事業」の成果発表会

昨日は川崎フロンターレのバンディエラ、中村憲剛選手のおひざ元の東久留米で「人財確保・生産性支援事業」の成果発表会にオブザーバーとして参加させていただきました。 グループディスカッションの際に、参加企業の方のお話をいろいろ聞かせていただきまし…

ニュースの”なぜ?”は世界史に学べ2(茂木誠)

前回のPart1に続く、Part2でございます。 でもって、章立ては以下の3本立て 1.閉じこもる斜陽の超大国、アメリカ 2.イギリスのEU離脱と、ヨーロッパの暗い未来 3.朝鮮半島クライシスと中国、そして日本 そして、トランプおじさん登場後の話でございま…

ニュースの”なぜ?”は世界史に学べ(茂木誠)

歴史認識が非常に弱いので、今年はちょっとだけ歴史強化イヤーにしてたりするのですが、この本は個人的に非常に面白く、勉強になりました! へー!とか、ほー!とか言ってるうちに一気読みしてしまった感じです(笑)これはシリーズもので「2」もあって読み…

【続】セキュアベース・リーダーシップと幸福学ってけっこう重なってるなと思った話

先日はこの本の概要について書きましたが、今日はちょっと思ったこととして「幸福学」との関係性について考えてみたいと思います。 セキュアベースの考え方の大枠である「安心」と「挑戦」の言葉を聞いて、真っ先に思い浮かんだのが前野教授の提唱する幸福学…

セキュアベース・リーダーシップ(ジョージ・コーリーザー)

感想を書きたい本が何冊か溜まっていますが、とりあえず昨日・今日の荒木マスターのVoicy(THE CULTURE CODE)とテーマ的に親和性のありそうなこの本から。とはいっても、非常に分厚い本なので、読む箇所を大胆にカットした斜め読みです( ̄▽ ̄;) スイスのIMD…

「人間の弱さ」への想像力

ピエール瀧さんの報道を受けて、こういう事件があるたびに毎回思うことがあるんです。私は子供のころから野球が好きだったので、清原さんのときは特にそう思いました。 いわゆるダメなことをやって逮捕されるわけですけれども、「だからダメなやつだ」で終わ…

続「ビジネスの限界はアートで超えろ!】(増村岳史)」を読んでいろいろ感じたこと

前回は一部だけを読んだ感想でしたが、全部一通り読みましたので、感じたこと、思ったことをつらつらと書いてみたいと思います。 「アート」に関するいろいろなことや「アートとデザイン」の違いなどについても書かれているのですが、自分に矢印を向けた率直…

「ビジネスの限界はアートで超えろ!(増村岳史)」に見る、文化が輸入されるタイミングってすげぇ大事だな、というお話

今、荒木マスターのVoicyがこの本の著者、増村さんとの対談シリーズなので、ちょっと手に取ってみました。 まだ本筋のところは読んでおらず、極めて個人的な視点で気になった章だけしか読んでいないのですが、結構印象に残ったところがあってですね。 読んだ…

強がらない。(心屋仁之助)

いわゆる「他人の人生ではなく、自分の人生を生きる」ということについて、心屋さんテイストでいろいろ書かれています。 この本でいう「強がっている人」というのは、「あの人すごいね!」と認めてもらいたくて、とにかく自分を強く見せる武器なら何でも手に…

かもの法則(西田文郎)

ヒロシシリーズでがっつり書きすぎたので、今日はライトに。 イメトレの第一人者、西田文郎さんの一冊でございます。 西田さんのお名前は以前から聞いていましたが、ようやく読みました。お名前は何で聞いたんだろう?イメトレだから、尾崎里美さんのセミナ…