気ままに誤読録

著者の意図とは違うかもしれないけど、自分なりの気づきを「誤読」として紹介していく、そんな読書ブログです。

戦略と情熱で仕事を作る ~自分の強みを見つけて自由に生きる技術~ (松永直樹)

これからはライフシフト講座リニューアルに向けて、このブログもライフシフト的なトピック多めでご紹介していきたいと思います。 この本はいわゆる「好きなことを仕事にする」という「ライフシフトど真ん中な生き方」をされている方の本ですね。 ちなみにこ…

「時間がない」から、なんでもできる!(吉田 穂波)

いままでにない視点のタイトルでしたので、ちょっと惹かれて読んでみました。 産婦人科医として働きながら、そしてお子さん3人(3歳、1歳、生後1ヶ月)を育てながらという超時間がない中、工夫して勉強をして、ハーバード留学を実現した人による時間術に関す…

海馬 (池谷 裕二・糸井 重里 )を読んで歳を取ることに勇気がもてた話

先日荒木マスターのブックカフェにて、バイオリニストの佐原さんが「私の人生の一冊」というテーマで紹介されていたのがこちらの本。脳の仕組みは私も関心のある分野なので読んでみました。 この本が刊行されたのは2002年なので、17年前の本ですね。 著者は…

帰省中に両親と観た映画の感想をつらつらと

先週は父の白内障手術(無事成功)の入退院サポートのため実家に帰っていたのですが、父がAmazonプライム会員(FIREStickも導入)ということもあり、両親と自宅で3本映画を見まして、なかなかよかったのでつらつらと感想を書いてみたいと思います。 では観た…

地元の洋菓子屋さん:フロインドリーブを調べたらいろいろ面白かった話

先週から父の手術入院サポートのため帰省していまして、父は無事退院してこの連休は両親との時間を過ごしているのですが、今日は出かけたついでに地元神戸の洋菓子屋さん、フロインドリーブのカフェに遅めの昼食を食べに行ってきました。 場所は北野から少し…

父が娘に語る美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話(ヤニス・バルファキス)を読んで、個人的流行語大賞に”余剰”がノミネートされた話

前回のレイヤー化する社会や、ブログには書きませんでしたがFacebookに書いた池上彰シリーズのように、「世界の歴史的な流れを大局的にとらえた教養」を強化したい熱が少々盛り上がってまして、この本もその一環でございます。 結構有名なこの”タイトルがえ…

レイヤー化する世界(佐々木俊尚)を読んで、なるほどーーーーぉっ、と思った話

いかに教養と言えるものを自分の中で増やしていけるか、ということも最近の自分のテーマであったりするのですが、これもそれを助けてくれるとてもありがたい一冊でした。 中世の帝国時代から現代への流れをすごくわかりやすくまとめてくれている、佐々木俊尚…

本気で社員を幸せにする会社(やつづかえり)を読んで、想いあっての施策だなぁと改めて思った話

引き続き幸福経営に関する本です。 幸福経営に関するインプットはほぼ前野教授の本に頼っていましたが、友人からの紹介で面白い本に出会えました。 幸福経営の現場のリアル、とでもいいましょうか。 この本では10社くらいの事例を紹介されているのですが、今…

幸せな職場の経営学(前野隆司)を読んで、改めて今後の企業経営はいかにこれまでの定石からシフトできるかだなと思った話

ライフシフトとほぼ同列の優先度で、私の関心領域である幸福経営。 前野さんの幸福学に関する本はこれまで何冊も読んでますが、幸福学に経営を組み合わせた「幸福経営」という視点について、一旦自分の頭も整理しておくという意味合いも込めて、最近でたこの…

fika(フィーカ)(芳子ビューエル)を読んで「北欧の休み方」ってなんかええなぁと思った話

この本を手に取ったきっかけはもう忘れてしまったのですが、なんか気になったんでしょうね(^^;) 昨今日本では「働き方改革」が提唱され、その中身のピントがずれてるという議論はともかくですね、 「働き方」を改革するのではれば、「休み方」もセットで考え…

シェアライフ(石山アンジュ)を読んで人生100年時代に漠然とした希望が持てた話

この本からは、なんといいますか、漠然とした将来の希望のようなものを強く感じました。 多少ネタバレになりますけど、天気の子のエピソードから思うところがありまして。 天気の子の解説で一番共感したのが、「システム論」に関わる話。誰かに負担を強いる…

(後編)NEW ELITE(ピョートル・フェリクス・グジバチ)を読んで「心理的安全のなさ加減」に強く共感した話

前回の前編では、ピョートルさんが私と同い年だったこともあり、14歳当時、平和な日本で過ごした私と、共産主義→資本主義の大激変の中を生きたピョートルさんの違いにいろいろと思いを馳せ、徒然なるままに思ったことを書きつつ、NEW ELITEの定義について書…

(前編)NEW ELITE(ピョートル・フェリクス・グジバチ)を読んで著者の激動の過去に思いを馳せた話

いわゆる” Google流”の様々な本を出されているピョートルさん。 この本が私にとっての初めてのピョートル本でしたが、「はじめに」の部分だけでいろいろ感じるところがあったので、まずは前編として「はじめに」の部分について書いて、本論については後編で…

英雄の書(黒川伊保子)を読んでこれから失敗したらニヤついてやろうと思った話

友人から薦められて手に取った、 「男性脳・女性脳」で有名な脳科学者であり、1980年代前半からAIの研究をされてきた黒川伊保子さんの著書でございます。 この本の趣旨を「はじめに」から抜粋しますと 人間の仕事は、人とは違うことに気づき、それを好奇心で…

「夫婦神話」を捨てたら幸せになっちゃいました(心屋仁之助)

私のブログに何度か登場していただいている心屋仁之助さんが、ご自身の夫婦生活に悩み、苦しんだ結果、見つけ出した素晴らしき法則。 バツイチの私が言うのもなんですが、全夫婦、全パートナーにお配りしたい一冊でございます。 この手の「こうすれば結婚生…

【続】夢を見続けておわる人、妥協を余儀なくされる人、「最高の相手」を手に入れる人。 “私"がプロポーズされない5つの理由【仲人T】

はい、仲人Tさんの著書、続きでございます。 前回は、「エンダ~~~~!」の回をとにかく読んでいただきたく、ちょっとふざけた感じで終えましたが、今回はすこし真面目に(?!)書いてみようかと思います。 この本を読んで、抽象化した学びという点で特…

夢を見続けておわる人、妥協を余儀なくされる人、「最高の相手」を手に入れる人。 “私"がプロポーズされない5つの理由【仲人T】

はい、私の大好きなトップブロガー、仲人Tさんの著書でございます。 こりゃ一気読みかなと思いましたけど、ほんとに一気読みしてしまいました(笑) ご存知ない方のために申し上げますと、仲人Tさんは、兵庫県高砂市、JR宝殿駅前の”所長がお人よし過ぎる”こ…

大船渡・佐々木選手の件を”課題の分離”の視点で考えてみる

佐々木選手の件で外野が非常に騒がしい状況になっていますが、、、 news.yahoo.co.jp 私のスタンスとしては1991年の大野倫投手の件から、当時高校生だった私は、その点も含めて「高校野球の理想的な在り方」という高校の卒業論文を書いていたほどなので、そ…

1本5000円のレンコンがバカ売れする理由(野口憲一 )

なぜこの本を手に取ったのか覚えていないのですが、おそらくはマーケティングのインプットを得たかったんでしょう^^; デイヴィッド・アトキンソン氏も仰っているように、いかに「価値に適正な価格をつけていくか」が、私のみならず、これからの日本の課題で…

武器になる哲学(山口周)

最近では「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?」などで有名なコンサルタント、山口周さんによる哲学本です。 哲学について私はほとんど無知といってもよい状態でしたので、この本を手に取りましたが、非常にありがたい本でした。 といいますのが…

右脳思考(内田和成)

ご存知、元BCG日本代表、早大ビジネススクール教授、内田先生の著書でございます。 「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?」や その他 「ビジネスの限界はアートで超えろ!」 「デザイン思考の先を行くもの」 「直感と論理をつなぐ思考法」 などと…

【1,000アクセス記念】人気記事トップ5を振り返る

元々はFacebookに書いていた読書ログ。ただ、FacebookだとTLが流れてしまってStockされないので、Stock化する目的で今年2月くらいに勢いで始めたこのブログ。 だから、アクセス数を稼ぐとかそういうことは全く考えずに、Facebookで「友達」にシェアする以外…

HBRのセルフ・コンパッション特集を読んで、しくじり先生の意義がわかった話

ここ最近はライフシフト講座の才能プロファイリング集中期間ということもあって、なかなかブログを書けませんでしたが、久々の読書感想でございます。 結構前に読んだのですが、ハーバードビジネスレビューのセルフ・コンパッション特集です。荒木マスターの…

「ぐりとぐら」を読んで「思考のノイズ」に思いを馳せる

荒木マスターのブログやVoicyにたま~に絵本が登場するので、自分も懐かしい絵本を読んでみようと思い、子供の頃すごく好きだった「ぐりとぐら」を図書館で借りてきました。 「読めば楽しい思い出がよみがえるはず」 と期待して読み始めましたが、読後感想は…

「母さん、ごめん。 50代独身男の介護奮闘記」を読んでなんともいえない辛さを感じた話

前回は介護における自立支援とは「依存先を増やすこと」であり、その真逆は「子が親の介護を全て抱え込むこと」という話を書きました。 で、今回のこの本は、後者の「子が親の介護を全て抱え込むこと」を近い状況に陥ったらどんなことになるのか、そのタイト…

「ビジネスパーソンが介護離職をしてはいけないこれだけの理由」を読んで自立の意味を考える

「読まなければ!!」とずっと思いながらも積読だったこの本、GWに実家に帰って両親とそこそこ多くの時間を共有できたこともあり、読んでみました。 まずトータルの感想でいうと、非常にありがたい本でした。20年以上介護に取り組まれている酒井さんの実体験…

極私的神回をふと考えてみる→「荒木博行のbook cafe」の神回放送アンケート!!

Voicyで 「荒木博行のbook cafe」の神回放送アンケート!! なるものがスタートしましたので、アンケートにはもちろん回答するとともに、カフェ常連客としてはそれだけで終わらせたらおもろないということで、個人的な神回ベスト3を振り返ってみました。 例…

個人的に胸熱回だったVoicyの感想をつらつらと(荒木さん&残間さん対談)

4月28日からのVoicy(荒木博行のbook cafe)のゲストが古巣の残間さんということで、個人的に胸熱な3回シリーズでした。 ということで、本は読んでませんが(おい!)、「元中の人」として、なんてことない、おそらく大した示唆もない、個人的な想い出話的な…

続 ダメなあいつを、なんとかしたい!(心屋仁之助)

さてさて、心屋仁之助さんの「ダメなあいつを、なんとかしたい!」、後半戦でございます。 前回をおさらいしますと 主人公の30代女性が、困っている人をみるとなんでもかんでも助けに走ってしまうのは、 「人の役に立たなければ、自分は価値がなくなってしま…

ダメなあいつを、なんとかしたい!(心屋仁之助)

ローランド氏の感想を書きたい衝動を抑えて、まずこちらでございます。 心屋仁之助さんの「ダメなあいつを、なんとかしたい!」 うーん、これもいろんな感想が去来する本でございました。 同棲中の30代独身女性と「ダメ男」のストーリー仕立てて話が進んでい…